院長ブログ

誰のおかげで

2024年5月27日

「誰のおかげであなたが…」と言う人。言った自分がその「誰」を自分に特定させたいなら、実に恩着せがましい。愛情の押し売りをして、見返りを求めて、従順を得たいのだ。いい親やいいパートナー、いい上司を演じて、相手をコントロールしたいのが言われた方には分かってしまうのだ。「誰のおかげで…」は言わない方がいい。いや言ってはいけないのだろう。言われた方は辛くなる言葉である。もし言おうと思ってしまったときには、そんな自分を少し反省してみる。


相手を責めない

2024年5月18日

 相手を責めて、攻撃して、コントロールしようとすれば、必ず無視されたり、言い返されたりする。だからその相手には嫌われているんだと思い、もう距離を置こうなんて思う。そんなことを繰り返せばいつの間にか周りに人はいなくなる。家族だって、友人だってそうだ。だから他人を責めてはいけない。自分の気持ちを伝えるだけでいい。例えばLINEの返信が無いと私は寂しいとか、もっと一緒にいたいだとか。誰だって相手は鏡。自分が相手を責めれば必ず自分に返ってくる。責めた自分の心を写し出す。子供だって、配偶者だって、部下だって責めてはいけない。助言に見せかけた攻撃をする人やみんな違うはずの自分の普通や常識を押し付けている人は、誰にだってそう見抜かれている。


幸せにするよ

2024年5月14日

 「僕が君を幸せにするよ」とプロポーズされ舞い上がり、幸せな気分で結婚してしばらくは確かに幸せだろう。しかしその相手が幸せにしてくれる、相手次第だと思い続けていれば、いつしかその幸せがなくなる。またプロポーズした方も同じ。自分が相手に幸せだろうって与えた結果が実は幸せかどうかは分からない。自分の気持ちを幸せにしてくれるのは、あくまで自分だけであることを忘れてはいけない。つまり幸せは自分でしか決められない。けして親やパートナー、能力、容姿、体質などの運命に左右されない。人生や日々の出来事にどう意味をつけていくかで幸せを掴むのだ。


許せる範囲を広げる

2024年5月10日

 「あいつ許せない」って言っている人はだいたい眉間に皺を寄せて、肩に力を入れて、歯を食いしばっている。だいたい許せないことは、僕たちの苦しみに繋がっている。また許せないことが多ければ多いほど、視野も思考も狭くなる。しかし、視野や思考を変えてみればだいたいのことが許せたりする。自分、他人、過去、親などすべてのことを少しずつでも許していくことで、僕たちは幸せになっていけると信じている。許せる範囲を少しだけ広げていこう。


偽親切

2024年5月7日

 見ているときだけ親切な人がいる。誰かに認めてもらって、愛されたいから親切なことをしている。そして見返りを求めてそれが得られないときには怒りを覚える。またその人は求められていないことを自分がやりたい気持ちを押し付けて相手のことをする。頼んでいないことをやって、いざ頼むと嫌な顔して理由をつけてやらない。本当の親切というのはした方もされた方も幸せな気持ちになれるものである。



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