院長ブログ

悲しみを受け入れる

2024年6月20日

 今日も思い出の沢山ある大切に診てきた患者さんが亡くなった。思えば思うほど悲しい。やればやるほど悲しいことがある仕事だ。しかし人は悲しみに包まれているときは、その悲しみを抑圧してしまうものだ。つまり考えないようにするものだ。しかし自分が悲しみを抑え込もうとすればするほど、他人の悲しみを受け止められない。どうしても他人の悲しみに叱咤激励で返してしまう。だから自分の悲しみをまず受け入れたい。思いっきり泣いたっていいと思っている。自分の悲しみを受け入れたときにこそ、初めて他人の悲しみが受け入れられる。自分が悲しいことを認められたとき、他人に対して優しくなれると信じている。


それでいいんだよ

2024年6月17日

 怒りに任せて、他人を責めて、傷つけるようなことを大切な人に言ってしまったことは誰にでもあるだろう。しかし他人を責めるような人は、だいたい後で自分を責めている。「私は何であんなことを言ってしまったんだろう。私は酷い人だ…」と。しかしそれは度々繰り返されて、いずれ大切な人を失っていく。そして自分は塞ぎ込んだり、眠れなくなったりして、やがて生き辛くなっていく。だったら感情をコントロールをすればいいのに。怒りに任せた言動をしなければいいのに。しかしそれが一番難しい。逆を取って見たら、自分を責めない人は他人を責めないのではないか?怒りや悲しみを感じた自分を責めない。自分は怒っていいし、悲しんでもいい。あらゆる負の感情を認めてあげる。負の感情を抱く自分ごと抱きしめてあげる。自分を責める代わりに「それでいいんだよ」といつも自分に言ってあげる。そうしたら自分も相手も、誰も悪くないって気づける気がしている。


機嫌関係

2024年6月10日

 子供の頃から誰かの不機嫌に怯えてきた人は、大人になってもそれが怖い。気づいたら他人のご機嫌取りばかりして生きるエネルギーを費やしている。でもそんな自分は嫌いだからもう卒業しよう。誰だって毎日一日中機嫌がいい訳がない。イライラしたり、怒ることもあるかもしれない。だからってそんな周りの人を自分の敵だとか、嫌われているなんて思ってはいけない。それでは自分の人生もったいない。人間関係は誤解やすれ違いの連続だから、それを悪く捉えない方がいい。流してしまおう。また不機嫌を続けている人からは離れてしまおう。


特別な自分

2024年6月4日

 テレビをつけると大谷翔平が活躍している。街を歩くとスタイルのいい若者が目につく。マラソン大会に出るとずっと速い人に追い抜かれる。母校の大学から来る新聞には医学界で活躍する同級生がいる。SNSでは各地の旅行を楽しそうに周る友人がいる。それぞれの人たちの幸せを共有するのは僕の幸せの一つかもしれない。でも僕の人生では僕だけが主人公。僕の人生では僕以外は登場人物。自分の人生を幸せにしていくためにみんな生きてる。いつも幸せでいる努力や挑戦こそが、僕を特別な存在に導いてくれる。


親のせい

2024年5月30日

 人間性は誰もがまず親に与えられたかもしれない。幼い頃に思いっきり甘えられなかったり、不機嫌をぶつけられたり、食事を急かされたり、他人の役に立つように自己犠牲こそが美徳と教えられたり。だから嫌いな食べ物も無理して好きなふりをしたり、好きなおもちゃを妹にあげたりもした。しかしそればかりのせいにしてられない。今は大人だ。自分で仕事だって、結婚だって、趣味だって、生き方だって全て決められる。苦しいからって、辛いからって、親のせいにしてたらいつになっても抜けられない。親のせいを卒業しなければ、きっと心は成長しない。親のせいは心の癖くらいにしておく。



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