
毎年開院記念日(7/10)のころに合わせて10年単位での永年勤続表彰を行っている。一人一人との仕事での思い出がある一方で、各職員が様々な思いで働き続けてきたと思うと毎年涙が出てしまう。
経営者として20年が経とうとしている。日本では終身雇用が当たり前の時代ではなくなり、雇用者と経営者の契約による就労となってきた。だからこそ職員がここで働きたいと思える職場作りを意識してきた。しかしそれは私自身自らが、わかくさ病院で働き続けたいと思える職場作りであったかもしれない。いずれにせよ、職員は宝である。
毎年開院記念日(7/10)のころに合わせて10年単位での永年勤続表彰を行っている。一人一人との仕事での思い出がある一方で、各職員が様々な思いで働き続けてきたと思うと毎年涙が出てしまう。
経営者として20年が経とうとしている。日本では終身雇用が当たり前の時代ではなくなり、雇用者と経営者の契約による就労となってきた。だからこそ職員がここで働きたいと思える職場作りを意識してきた。しかしそれは私自身自らが、わかくさ病院で働き続けたいと思える職場作りであったかもしれない。いずれにせよ、職員は宝である。
僕たちはよく考えたら、生きているだけで幸せだし、存在するだけで嬉しいはずだ。なのに人はそこに条件や仮定を付けて自分を不幸にする。「うちにもっとお金があったら」や「もっといい仕事があったら」と現実を受け入れずに魔法を求めたり、「もっと言うことを聞きなさい」とか「あなたが愛してくれているなら」と相手の操作さえする。生きているだけ、存在するだけでいいのだ。
誰かのために必死になって、我慢して、頑張って、結局はその誰かを責めるくらいなら、いっそ頑張らないで下さい。まずは自分を大切に満たしてあげて下さい。誰かを愛して命をかけるって言うくらいなら、自分を愛して休んで下さい。誰かのために笑顔をつくらないで下さい。誰かのためにではなくて、自分のために生きて下さい。
自分は特別ではない。特別だから愛される訳ではなく、自分らしくいるから愛される。やるべきこと、頼まれたことを大切にしていくだけ。努力をして頑張って幸せを掴もうとしたい。その積み重ねが人生を幸せにすると信じる。誰にでも喜びや楽しみがある。きっと誰かの役に立っていると思おう。特別だと思うから苦しくなる。
自分のことは自分でやって、弱音を飲み込んで、誰かのためにエネルギーを使い果たして、みんながやりたくないことを進んでやって、どんなときも笑って、責任感を背負い、涙も見せないあなたは、何て強い人なんだ。でも辛くて歩けないときはいつでも「助けて下さい」って言っていいんだ。自立は助けてもらって初めてできる。助けてくれる人は必ずいるはずだし、その人は「役に立てて良かったよ」って喜んでくれるから。燃え尽きる前に「助けて下さい」って言ってみよう。助ける人と助けられる人にも嬉しい言葉になるから。