愛情深さ
2022年12月22日
自分を愛するとはあるがままの自分を受け入れることだと思っているが、他人に対しても愛することは受け入れることだと思う。みんな何を言ってあげるとか、何を買ってあげるとか、何をやってあげるとかということを愛だと勘違いしている。更にその度が過ぎているのに、愛情深いとまで勘違いしている。どこまで相手になれるか?なれないとしても相手目線になれるかが受け入れること、つまり愛だと考える。相手が辛い、痛い、悲しいときに「どこが辛いのよ!そんなの痛くない!それくらいで悲しいなんて男らしくないわ!」と叱咤激励している時点で愛ではない。ただの支配や操作と言えよう。自分の理想を相手に押し付けている圧力を愛情深さとは言わないで欲しいのだ。辛さ、痛み、悲しみを一緒に感じてあげられる人こそ愛情深いと感じている。
このままでいいのだろうか?
2022年12月19日
「私はこのままでいいのだろうか?」と思っている人ほど苦しんでいる。痩せたいのに痩せられない、片付けたいのに片付けられない、働きたいのに働けない、タバコをやめたいのにやめられない。やらなくてはと心は焦るばかり。そして行動するエネルギーを奪い結局は何もできない。やはりやれない自分はダメだと。でもあなたはこのままでいい。焦って頑張らなくていい。幸せはなりたい自分になってもやってこない。繰り返しなりたい自分が現れるだけのこと。今この瞬間、自分はこのままで幸せだと思うことこそが幸せなのだ。このままがいいのだって思うことは大切なこと。
それでも朝はやってくる
2022年12月15日
何かが上手く行かず、眠れない夜を過ごしたことなんてみんなある。誰かに言われた一言が悔しくて泣いた夜だってみんなある。別れたあの人に夢で会っても、そこには現実の朝が訪れる。僕たちには朝が来る。新しい一日が始まる。だったら人生の大切な一日をどう始めるか?毎朝人生をまた始めからやるつもりがいい。昨夜まではもう済んだ過去。いくら不運や不幸を嘆いてももったいない。それでも朝はやってくるのだから。
ここまでやってきた
2022年12月12日
先日6回目のフルマラソンに挑戦してきた。この夏から秋にかけて、自分史上一番距離を走り込んできた。しかし1週間を切ったところで、不本意ながら風邪をひいてしまった。体調不良時に焦りと不安はあったが、スタートラインに立つのに迷いは無かった。こう考えた。今までやってきたことを信じよう、と。
人生は思いがけず失敗する。まさに失敗の連続である。失敗をすると、「今度また失敗したらどうしよう」と不安がつきまとう。不安により、私たちのエネルギーは奪われ、いつしか行動制限がかかる。僕はマラソン前の体調管理に失敗した。そして当日に、25kmには脚が止まり、何度も下肢の痙攣を起こした。止まったり歩いたりしながらも何とか完走したが、狙っていた自己ベストからも大きく遅れ、自己ワースト記録となった。約1週間経った今も下肢は痛む。マラソン大会としては失敗だったかも知れない。でも失敗から多く学べた。大会中に言い聞かせた言葉、痛めた脚をさすり、今は誇りに思いながらまた言ってみる。「何とかなる、ここまでやってきたんだから」と。次の大会も楽しみだ。
自分に嘘をつかない
2022年12月7日
できないことをできるように見せたり、苦しいことを楽だと言ったり、知らないことを知っている振りをしたりしている。いい人だと思われたいから、何でもできる人だと思われたいから、明るい人だと思われたいから、強い人だと思われたいから、自分を偽ってしまう。みんなの前では偽りの自分がいるって自分で分かっている。そんな自分が嫌いだって。どうしても他人からの評価で生きてしまう。偽りの自分が褒められて、評価されても気分が良くなるのは、束の間。その後に落ち込むのが目に見えている。何よりも大切な自分の評価を、自分で下げてしまうのは辞めよう。自分を褒めよう。自分を褒められる自分でいよう。自分に嘘はつかない。