5/6異様な雰囲気に包まれた埼玉スタジアムで観戦をすることができた。会場全員が一つになり、とても大きな力を感じた。浦和レッズが勝つという目標に対して、選手やスタッフ、メディア、サポーター、地域、そして一人一人が向かった過程を感じられたことが大きな感動であった。
われわれ一人では生きられない人間の本能として、集団となると更に一人一人に力を与えられ、またそれが束なり大きな力となる。改めて集団の一体感の素晴らしさ、そして浦和に誇りを感じた試合観戦であった。
5/6異様な雰囲気に包まれた埼玉スタジアムで観戦をすることができた。会場全員が一つになり、とても大きな力を感じた。浦和レッズが勝つという目標に対して、選手やスタッフ、メディア、サポーター、地域、そして一人一人が向かった過程を感じられたことが大きな感動であった。
われわれ一人では生きられない人間の本能として、集団となると更に一人一人に力を与えられ、またそれが束なり大きな力となる。改めて集団の一体感の素晴らしさ、そして浦和に誇りを感じた試合観戦であった。
自分が失敗して申し訳ないと思い続けることは、とても辛いことである。「あなたが失敗したから私がどれだけ苦労したと思っているの!」とまで言われると尚更だ。しかしそう言ったとしても、結局のところ上手く尻拭いしてくれている。尻拭いって表現は聞こえが悪いので、アフターケアと変えてみよう。更に視点を変えてみる。自分の失敗を助けてくれる人にとっては、その人が他人の役に立つきっかけを作ったと思おう。そこに恩を着せようとしているだけの話。だから失敗しても自分を許す。助けてくれた人に感謝する。恩着せがましい人にも感謝をする。でも自分なら恩を着せずに、アフターケアをさらっとしたいとも思う。
もう2か月経ったが今年の東京マラソンを完走することができた。フルマラソン完走は6回目であった。自己ベストには7秒及ばずに少しだけ悔しかった。しかしとても楽しめて走れた。自分のなかで変化も感じられた。今まではフルを走り終わると一週間くらいは倦怠感と達成感が拮抗する日々を過ごしてきた。しかし今回のマラソン後は、次回挑戦への反省と勇気が遥かに上回っていた。少し回復力がついたのだと思う。それがまた喜びだった。
生きていれば予期せぬ出来事に誰もが遭う。また失敗も多い。それらはどんなに強い人だって絶対避けられない。誰だって落ち込むに違いない。でもいくらかは時間がかかるかもしれないけど必ず回復できると信じたい。反省すべきはして、次に繋げていくのだ。そんな強い人は鈍感力ではなくて、きっと回復力があるに違いない。
わかくさ病院で働き出してから約20年経つが、今年度初めて小学校の学校医になった。病院に一番近くの学校であるので、患者さんや職員のお子さんも少なからずいる。また昔から訪問診療や通勤はもちろん、子供時代から学校風景を眺めてきた。だから何千回も通ってきた校舎や校庭に馴染みはあった。今回校内に入り診察をするのは感慨深く、地域の医師として児童の健康や成長に力になれることはとても嬉しかった。子供は親だけでは育たない。地域で育つと信じている。ご縁を感じてそれに感謝しながら務めていきたいと思う。
縁を感じられることは我々の人生において一つの幸せなことだ。あたかも神様や誰かの力に導かれたように、何気ない過去と今、人と人とが繋がっていたと感じられる。いつでも縁を大切にできる人でいたい。
また一人大切な患者さんを見送った。その人はいつも笑顔だった。毎月飲みに誘ってくれた。旅行にも何度か誘ってくれた。結局彼女の一番好きなお酒を一緒に飲みに行くことは無かった。
毎月聴診していた彼女は、約4年前のあるときから恥ずかしいと言って聴診をさせてくれなくなった。それから何ヶ月か経つと左の乳房から出血が止まらないと緊急受診。明らかに乳癌だった。肺、骨、肝、そして脳まで転移していた。「もう他の医者にはかからない!」と他医療機関を紹介した僕にいつもの笑顔で言った。3年半、信頼する乳腺医の先生に相談しながら、化学療法とホルモン療法を続けた。小さくなる病変と減っていく腫瘍マーカーに、甲斐甲斐しく世話する優しいご主人と喜んだ。しかし本人は「私の人生は、お酒飲んで笑っているだけだから。痛くないようにだけにして。」と、自分の進行癌多発転移とその治療にはあまり興味がないようにも見えた。しばらくコントロールがついていたものの、今年になり病勢が悪化した。
彼女はいつも機嫌が良かった。機嫌を取る必要もない関係が医師として心地良かった。いつも笑顔でいること、つまり上機嫌でいることこそが人の幸せだと教えてもらった。いつの日か天国で一緒にお酒を飲みたいと心から思った。
ありがとうございました、ゆっくり休んで下さい。