院長ブログ

一番一番

2021年1月23日

 今日テレビで大相撲を見ていたら、突然元横綱貴乃花を思い出した。現役時代のインタビューのシーン、「一番一番自分の相撲を大切に取るだけです」。当時学生だった僕は、「つまらないインタビューだなぁ、もっと面白いこと言わないかなぁ」。未熟だった。

 超人気者でワイドショーのネタにも引っ張りダコの彼は、インタビューで同じセリフを続けて言う方が楽だったかもしれない。しかし彼は強かった。自分の本分を全うし、負傷や疾患を抱えて自分の相撲が取れなくなると潔く引退していった。

 写真は今月の有隣会の目標です。


悪口

2021年1月20日

 大人になれば自分の悪口を耳にすることは少ない。しかし自分にとって大切な人の悪口を耳にすることがある。これも全ての人にとって辛いことの一つかもしれません。そこで、これで苦しんできた僕が楽になれる方法を考えた。もしその場面になったら、言っている人と心の距離を置くこと、自分が誰かの悪口を言わないと神さまに誓うこと、話題を楽しいことに変えること、この三原則。神さまは悪口には敏感だと聞いたことがある。


見返り

2021年1月19日

 優しさや愛情に見返りを求めてはいけない。「私があれだけしてあげたのに」、「俺の恩を忘れたのか?」と言う人がいるが、それは優しい人でも愛情深い人でもない。優しさや愛情は自然と湧き出るものだから。相手が受けとらなくても悲しまなくていい。与えるだけで幸せだから。


時間仕事

2021年1月11日

 僕は時間仕事が好きだ。時間仕事とは「置いておくだけで進むこと」。例えば、洗濯機や炊飯器をしかける。料理なら煮込み料理やオーブン料理、低温調理も。家事だけではなく、診療でも時間仕事がある。細菌を育てる培養検査や遺伝子を増やして判別するPCRなどの検査。じつは多い、傷や病が時間をかければなおる、いわゆる「ときぐすり」。

 しかし時間仕事は、タイミングとスタートが大切。間違えると失敗する。時間仕事を始めるときには集中して気持ちを込めてやる。


悪感

2021年1月8日

 幸せについて考えた。子供が健やかに成長すること、両親に親孝行できること、自分が打ち込める仕事ができること、大好きな趣味に没頭できること、美味しいものを沢山食べること、仲間に支えられること、芸術に魂が震わされること、みんなに感謝されること、周りが喜んで笑ってくれること、空や月の美しさなどに僕は幸せを感じる。だから何でも幸せって感じられる。しかし感じられないときもある。それは嫌悪感や憎悪感を持っているとき。そんな悪感たちは早く手放してしまおう。



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