院長ブログ

人を好きになる

2021年7月28日

 ある大食漢患者さんの話。「よく食べる男の人が好き」と言われて結婚しようとしたら、若くして消化器の病気になり食べられなくなった。男の人は愛されなくなると思い、抑うつになり、自分で追い込まれて別れを切り出した。しかし婚約者は泣きながら「あなたが食べられなくても好き」と言った。2人はいま幸せだそうだ。

 体力のある人、髪や肌が綺麗な人、プロポーションがいい人、記憶力のある人、仕事ができる人…。僕たちは必ず衰える。長所が短所になる。人が人を好きになるときは長所が好きなのではなく、短所や弱点を含めてすべてを好きになる。自分で考える短所や弱点だって魅力になる。だから大丈夫、無理して背伸びをしないで。



ごあいさつ

日々の出来事の中で私が思ったこと、ちょっとした情報、コメントなど、少しずつあらゆるジャンルで感じたことをつづっていきたいと思います。患者さんやそのご家族の方、一般の方、そして職員にも、当院のことを少しでも身近に感じていただけるよう、院内の様子なども随時更新いたしますので、ぜひご覧下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
【院長 矢吹 辰男】

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