比較の悲劇
2023年9月4日
誰かと比較して劣等感を感じる人は、誰かと比較して優越感を感じたがる。そして束の間の幸福感を感じる。それを短い人生の中で繰り返していく。親からの愛、成績、徒競走、学歴、会社の知名度、恋人のスペック、配偶者の収入、地位、子供の学力、持病、容姿など他人と比べて自分はどうか?と。比較することで得られる優越感は麻薬のようなもので、そのときに得られる幸福感はあくまで一時的で、次から次へと比べて優越が得られないときには、誰かの悪口や誰かを攻撃までして、何とか優越感を感じようとする。比較をやめられたときこそ、気づいたら劣等感は感じずに、そして優越感を求めなくなる。そのときこそ我々が幸せを感じる無限ループに入ることができると信じている。
夏休みの宿題
2023年8月31日
子供たちの夏休みが終わった。みんな宿題は計画通りに終わったのだろうか?計画通り終わらせるためには、大人たちの都合、天候、コロナ、友達家など全ての事情が絡むことなので、子供時代から計画通り行かないことを学ぶ機会と捉えてきた。
思えば人生の大部分は、計画的にはいかない。旅行にはアクシデントがつきものだし、病気だって計画的にはならない。進学だって、就職だって、努力だけでは希望は叶わないことも多い。また自分の計画を遂行するために、周りを巻き込んでしまうこともあるし、誰かの計画のために巻き込まれることもある。子育てや介護なんて特にそうかも知れない。だから計画通り行かないのをいつまでも嘆いていたり、他人を責めたりしてはいけないのだ。計画通りに行かないのを受け入れて、前へ進んだり、それを楽しんだりすることが人生には肝要だろう。しかしながら計画は必要であると考えている。なぜなら計画こそが、今自分のやるべき道を示してくれるからだ。計画を立て、軌道修正をして、一つ一つ歩んでいくことを続けていくのだ。以上を僕の夏休みの自由研究としよう。
幸せを見せる
2023年8月28日
旅先にて、SNS的に映えるものを探すために旅行していると思ってしまう人がいた。風景、食事などの旅の感動を思いっきり感じているのだろうか?そもそも人は幸せそうに見せるために生きている訳じゃない。他人に認められるために生きている訳じゃない。楽しいとか美味しいとか美しいとかは、言い方悪いが何だって感じられるのだ。歳を重ねて力が落ちたら心を磨けばいい。僕たちは生きているから幸せなんだ。そして幸せに生きるんだ。
長所に思いを
2023年8月25日
一日の終わりに自分反省会をしてしまい、恨めしい人が浮かんできて、「あんなこと言わなくてもいいじゃないか!」とか、「どうせあの人は私を嫌ってる!」といったネガティブな感情で支配され、その日を終えてしまおうとすることがある。もちろんいい睡眠は得られず、次の日まで持ち込んでしまう。だったらその人の長所を思い浮かべて、感謝できるところを探してから眠りにつこう。それでリセットできる。明日はきっといい日になるから。
怒る必要ある?
2023年8月21日
怒っている人を見ると、当事者でなければ「怒る必要ある?」と思う。怒りに任せた言動で皆んな周りからいなくなる。親子だって、配偶者だって、怒りをぶつけて、とんでもない言動をしてしまう。そんな人を避けたくなるのは当然で、非行、家出、離婚まで繋がることになる。しかし自分だって怒るかもしれない。問題はそれを自分以外の他人にぶつけてはいけないのだ。それをすると、積み上げてきた信頼関係、あんなに好きだった気持ちは一気になくなりかねない。そんなときは「怒る必要ある?」と自分に何度か聞いてみればいい。ぶつけた相手に怒りの原因はないことがほとんど。怒りで人間関係を壊すのはやめよう。