院長ブログ

テレビについて

2022年8月30日

 思えば両親が仕事で忙しく、女きょうだいで遊びが変わってきてからは、テレビが大事な親友だった。古いドラマの再放送を何度も見たり、プロ野球中継をプレイボールからヒーローインタビューまで見たり、みんなが寝てからの深夜番組にドキドキしたり、トレンディドラマで大人の世界に憧れたり、歌番組をテレビの脇でカセット録音したものだ。いつしかスポンサーを意識した番組編成に辟易して、冷めた目線で眺めるようになり、テレビから体も心も遠ざかった。先週末出かける用が少なく、天気も今一つだったから、何気無くテレビの前で大半を過ごした。まずは24時間テレビで何度も泣いた。NHKドキュメントで離島の医師の姿を見た。経営や人事のことで悩むことが多い自分が、生活や生命を支える医師としての原点を振り返る時間となった。そして僕はテレビに楽しませてもらい、勇気ももらい、支えてもらってきた人生だった気がした。テレビに感謝。



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