憧れの存在
2025年9月18日

悲しい知らせが届いた。早すぎた。その人のことは若い頃から知っていた。お父様の小中高大の卒業高が僕と同じとのことで、親近感を抱いてくれていたのかよく声をかけてくれた。大学生時代にアメフトで戦ったことを後から知ったときには、この人とは運命的に繋がっているとも思った。先生と食事した時間はとても楽しく、誘ってもらえた釣りにももう行けないことも悲しい。いつも周りから頼られる歯科医であった。もちろん僕も頼った。家族や職員、難しい患者さんも何度も救ってもらった。僕自身も痛みから何度か救ってもらった。頼んだ仕事を決して断らず、歯のことに関しては全て自分の使命とばかりに引き受けてくれた。近所でこんなに頑張っている素敵な先生がいることに、どんなに力をもらってきたか計り知れない。憧れていた。もういないと思うと辛い。いつも朗らかに駆け回っていたことが、若くして他界されたことに少なからず繋がったのだと思うが、それが大きな魅力であった。人はいつ死ぬか分からないが、僕もその日が来るまで先生のように頼られる、駆け回れる、引き受けられる医師でありたい。ゆっくりお休み下さい。