院長ブログ

生きているうちに

2025年8月9日

 今まで沢山の医師たちに多くのことを教わってきて、今の医師としての僕がいる。その中でも若い頃に沢山指導してもらった先生が亡くなった。患者さんの診方、カルテの書き方、職員への声のかけ方など教わったことに枚挙にいとまがない。しかし若い僕が反発を感じたことも少なくはなかった。今となっては恥ずかしいが、自分の方ができると思ったこともあった。尊敬してたのに、上手く感謝を伝えられなかった。もっと教わることもあったに違いない。もっと素直に話を聞けばよかった。生きているうちだからこそが足りなかったことを悔やむ。だから先生から教わったこと、先生だったらどうするだろうことを考えて自分の中に生き続けさせていきたい。感謝を込めて医師としての人生を生きていきたい。



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