院長ブログ

共感力

2026年4月17日

 「気は優しくて力持ち」と言うけれど、その力とはきっと共感力だろうと考えてみた。共感力とは、相手の心理を理解しようとして、更に心理的ニーズに応えられることであろう。共感力の高い人はその相手に関心を持ち、寄り添う、励ます、肯定する、そっとしておく、叱る、楽しませる、などの行動が取れる。しかし、共感力を発揮するにはたとえ夫婦だろうが、親子だろうが、親友だろうが、誰もが一人一人別の人格であることを忘れてはいけない。また自分のことを理解して、自分を愛していないと誰かに共感できても、その力はきっと奪われてしまうのである。共感力とは愛情力である。また年老いてもつけられる力である。


心のエネルギー

2026年4月9日

 楽しくないのに楽しい振り、嫌いなのに好きな振り、悲しいのに悲しくない振りをすると疲れる。つまり心のエネルギーが奪われる。自分の感情に蓋をして、他人の顔色ばかり伺えばいつしか生きるエネルギーもなくなり、抑うつ状態になる。人生を楽しみ、ときには悲しみ、また他人の評価に左右されない人は、たとえ肉体のエネルギーは奪われたとしても、心のエネルギーは保たれるであろう。エネルギッシュだと思う人は、肉体ではなくて、心がエネルギッシュなのである。パワフルだと思われる人はそんな生き方をしている。


そっとしておく

2026年3月28日

 過去だって、未来だって人生どうしようもないことだらけである。どうしようもないことに囚われることは生きるエネルギーを奪うばかり。生い立ちや天気、容姿や才能には抗うことはできないから、悩む必要なんてない。また他人の評価やご機嫌に振り回されたり、自分に関係ないニュースに不安を感じたり、SNSに感情を奪われたり、愛してる人の反応に期待を裏切られたりして、僕たちはエネルギーを自ら奪ってしまう。どんなに自分と近い人でも、自分以外は他人であることを忘れてはいけない。他人の心は全ては理解できないし、自分のことも全ては理解されない。だから他人の心に気がついたとしても、そっとしておくのも愛であることを忘れてはいけない。つまりどうしようもないことを放っておくことが、自分を幸せにすることを忘れてはいけない。


ちぇ、多様性

2026年3月16日

 多様性を受け入れることは、自分を楽にする。自分とはみんなが違うことを受け入れられる。世の中には白黒も付けられないし、絶対的な正義も悪も存在しない。夫婦だろうが親子だろうが多様性である。誰かに自分の価値観を押し付けなくていいし、押し付けられなくていい。また多様性を受け入れられれば、他人はもちろん、自分だって許せる。ありのままの自分だって、多様性を持っていると考えていい。しかし多様性は受け入れるだけのもので、他人に押し付けてはいけない。多様性を理由にまとまらないチームやコミュニケーションの減少を招いている気もする。これも多様性か、と受け入れる。


生きる力

2026年2月27日

 今日隣に住む祖母が100歳を迎えた。今の時代100歳もそう珍しくなくなったが、彼女が長生きできたのは、単に遺伝子が良かっただけではないだろう。この数年の間に大病から復活したものの、いわゆる寝たきりの状態になった。しかし家族を始め、多くの介護者たちから好かれているのである。まず彼女にはユーモアがあり、みんなを笑わせてくれる。また日常の些細なことも一人楽しんでいるようである。テレビ番組、新聞広告、自分で選べない食事、庭に来る小鳥、離れて住むひ孫たちの成長などなど。一方でネガティブな感情にも覆われていない。怒り、妬み、悲しみ、悔やみなどにも囚われない。僕に対しても甘えながらも、感謝を忘れない。大陸育ちの大らかさ、今を楽しむマインドフルネス、決して焦らないマイペース。彼女の長生きの秘訣は沢山あるが、何よりもその人間性であると考える。僕とは50年の付き合いであるが、その人間性も成長している気がする。何かやりたいことがあるか尋ねたら、ゴルフに行きたいとのことである。



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