院長ブログ

愛情深さ

2022年12月22日

 自分を愛するとはあるがままの自分を受け入れることだと思っているが、他人に対しても愛することは受け入れることだと思う。みんな何を言ってあげるとか、何を買ってあげるとか、何をやってあげるとかということを愛だと勘違いしている。更にその度が過ぎているのに、愛情深いとまで勘違いしている。どこまで相手になれるか?なれないとしても相手目線になれるかが受け入れること、つまり愛だと考える。相手が辛い、痛い、悲しいときに「どこが辛いのよ!そんなの痛くない!それくらいで悲しいなんて男らしくないわ!」と叱咤激励している時点で愛ではない。ただの支配や操作と言えよう。自分の理想を相手に押し付けている圧力を愛情深さとは言わないで欲しいのだ。辛さ、痛み、悲しみを一緒に感じてあげられる人こそ愛情深いと感じている。



ごあいさつ

日々の出来事の中で私が思ったこと、ちょっとした情報、コメントなど、少しずつあらゆるジャンルで感じたことをつづっていきたいと思います。患者さんやそのご家族の方、一般の方、そして職員にも、当院のことを少しでも身近に感じていただけるよう、院内の様子なども随時更新いたしますので、ぜひご覧下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
【院長 矢吹 辰男】

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