院長ブログ

2021年4月21日

 春が来て花が街中に咲き、私たちの目を喜ばせてくれています。みんなが花を「可愛い」、「綺麗」と思えます。

 一方私たちは幼い頃から他人からどう見えるか、どう思われるかを親や学校の先生から教わってきました。しかしそれを意識し過ぎて、大人になってからも苦しんでいる人が多くいます。もっと言えばみんなが思う悩みの大部分は自分以外の人にどう見えるか、そして思われるかに集約されます。他人の感情を考えたいとは思いますが、それよりも自分がどう在りたいかを強く思いたいと考えます。他人のメガネから見たら何色に見えるかは分からないのです。

 花には感情がないから誰から見ても美しいのです。美しく見せようとはしなくていいのです。私たちも見せるために生きてはいけません。自然でいること、一生懸命生きること、自分を大切にすることが美しいのです。



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