プラス志向の功罪
2023年5月12日
「どんなときでもポジティブシンキング!」、「やっぱりプラス志向じゃなきゃ…。」ってみんなが言うけど、そうできないときだってあるに違いない。悲しい、悔しい、寂しい、ムカつく…だって出てくるに違いない。そんなときは、そのネガティヴだって思いっきり味わう。自分の体の反応を感じる。ドキドキやメソメソ、カーッとした自分を客観的に捉えてみる。そしたら不思議と、大したことない、取るに足らない、目糞鼻糞だって思える。そこまで行けば無意識に前向きになれる。無理してプラス志向に変えようとするから余計にネガティヴになってしまうのだ。打ち消す意識は、翻って意識下に置かれてしまうことか多い。プラス志向を意識し過ぎて、マイナス志向が生まれてしまうのだ。
一体感
2023年5月11日

5/6異様な雰囲気に包まれた埼玉スタジアムで観戦をすることができた。会場全員が一つになり、とても大きな力を感じた。浦和レッズが勝つという目標に対して、選手やスタッフ、メディア、サポーター、地域、そして一人一人が向かった過程を感じられたことが大きな感動であった。
われわれ一人では生きられない人間の本能として、集団となると更に一人一人に力を与えられ、またそれが束なり大きな力となる。改めて集団の一体感の素晴らしさ、そして浦和に誇りを感じた試合観戦であった。
尻拭い
2023年5月8日
自分が失敗して申し訳ないと思い続けることは、とても辛いことである。「あなたが失敗したから私がどれだけ苦労したと思っているの!」とまで言われると尚更だ。しかしそう言ったとしても、結局のところ上手く尻拭いしてくれている。尻拭いって表現は聞こえが悪いので、アフターケアと変えてみよう。更に視点を変えてみる。自分の失敗を助けてくれる人にとっては、その人が他人の役に立つきっかけを作ったと思おう。そこに恩を着せようとしているだけの話。だから失敗しても自分を許す。助けてくれた人に感謝する。恩着せがましい人にも感謝をする。でも自分なら恩を着せずに、アフターケアをさらっとしたいとも思う。
回復力
2023年5月2日
もう2か月経ったが今年の東京マラソンを完走することができた。フルマラソン完走は6回目であった。自己ベストには7秒及ばずに少しだけ悔しかった。しかしとても楽しめて走れた。自分のなかで変化も感じられた。今まではフルを走り終わると一週間くらいは倦怠感と達成感が拮抗する日々を過ごしてきた。しかし今回のマラソン後は、次回挑戦への反省と勇気が遥かに上回っていた。少し回復力がついたのだと思う。それがまた喜びだった。
生きていれば予期せぬ出来事に誰もが遭う。また失敗も多い。それらはどんなに強い人だって絶対避けられない。誰だって落ち込むに違いない。でもいくらかは時間がかかるかもしれないけど必ず回復できると信じたい。反省すべきはして、次に繋げていくのだ。そんな強い人は鈍感力ではなくて、きっと回復力があるに違いない。
学校医
2023年4月28日
わかくさ病院で働き出してから約20年経つが、今年度初めて小学校の学校医になった。病院に一番近くの学校であるので、患者さんや職員のお子さんも少なからずいる。また昔から訪問診療や通勤はもちろん、子供時代から学校風景を眺めてきた。だから何千回も通ってきた校舎や校庭に馴染みはあった。今回校内に入り診察をするのは感慨深く、地域の医師として児童の健康や成長に力になれることはとても嬉しかった。子供は親だけでは育たない。地域で育つと信じている。ご縁を感じてそれに感謝しながら務めていきたいと思う。
縁を感じられることは我々の人生において一つの幸せなことだ。あたかも神様や誰かの力に導かれたように、何気ない過去と今、人と人とが繋がっていたと感じられる。いつでも縁を大切にできる人でいたい。